文化庁は、濱口竜介監督作品の「ドライブ・マイ・カー」が米国アカデミー賞国際長編映画賞を受賞したことを踏まえた都倉俊一長官による長官談話を発表した。都倉長官は、「カンヌ国際映画祭、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞での受賞に続く歴史的快挙であり、関係者の皆様に心からお祝い申し上げます」と祝意を表した。
また、音楽家として、映画に携わってきた自身の経験を踏まえて、「映画は特別な技術を持った方々が集まる場であり、チームワークが極めて重要であると感じていました。今回の受賞もまさに関係者の皆さまの努力の賜物であり、深く敬意を表します」と、栄えある受賞を喜んだ。
また、映画は時間や空間、世代を超えた世界共通の文化で、異なる価値観を理解するための手段として、極めて有効な媒体であることを強調し、文化庁として、今後も日本文化の創造と国内外への発信に向け、日本映画の振興施策の充実に努める決意を示した。
※ 3月29日掲載時に、都倉長官の氏名記載に誤りがありました。関係各位に深くお詫びし、訂正いたします。