2022年3月29日 【中央大】商学部学生がゼリー飲料「ひのはちゼリー」を開発 地域連携型PBLとSDGs実践人材育成の一環で

■ポイント□

〇檜原村の天然はちみつを使用

〇登山家らに試飲してもらい味や成分検討

〇クラファンで資金調達に成功

中央大学商学部「ソーシャル・アントレナーシップ・プログラム」では、地域連携型PBL(問題解決型学習)と通じてSDGsを実践するビジネス人材を育成している。このプログラムで活動する学生が、東京都檜原村の「はちみつ」を活かした「はちみつゼリー飲料『ひのはちゼリー』」の開発に成功した。

今回開発した『ひのはちゼリー』を、3月26日㈯と27日㈰にグランデュオ立川で開催されるイベント「多摩ファーマーズマーケット」で販売し、大勢の市民らの好評を得た。檜原村での本格的な販売開始は、4月中旬以降に予定している。

檜原村で天然のはちみつを生産している薫る養蜂園、食品製造業者である㈱シンギ―の協力の下、檜原村特産のはちみつを使用した「ゼリー飲料『ひのはちゼリー』」の開発に成功した。

商品に使用されているはちみつは、薫る養蜂園の「春うらら」。ゼリーでも特有の香り、甘さを感じられる。甘すぎず飲みやすいゼリーで、運動をした後の人にも飲みやすいため、多くの人々に飲んでもらいたい商品となっている。

〔プロジェクト発足の背景〕檜原村について調べていくと、毎年多くの登山家やサイクリストが檜原村を訪れていることが分かった。また、村内には薫る養蜂園が生産した、熱処理をしていない天然の酵素や栄養成分が詰まったはちみつがあることが明らかとなった。

そこで、運動後にもぴったりな薫る養蜂園のはちみつを使用したゼリー飲料を開発することで、登山家やサイクリストの方々に気に入っていただけると思い商品開発に取り組んできた。

〔開発の経緯〕 このプロジェクトは、2019年に発足し、檜原村を訪れた登山家らに実際に試作品を試飲してもらいながら味や成分、販売価格、パッケージ等の検討を行ってきた。

プロジェクト実施にあたり必要な開発資金は、クラウドファンディングによって資金調達した。檜原村内の人々と連携して、村内の製品などをリターン品に設定。より魅力的な返礼品の調整やSNSなどを用いた広報活動により、多くの人々に支援を得て、目標金額60万円に対し、最終的に65万8千円の資金を調達することに成功した。

またパッケージデザインにもこだわり、複数のデザインの中から高品質な檜原産天然はちみつを使用していることを想起させるような、より高級感を意識したデザインを作成した。


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