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■ポイント□
○平群町、八木酒造との産学連携で「近大みかん」を使ったリキュールを販売
○リキュール1本あたり近大みかん約２９個分の果汁を使用し、アルコール以外の添加物は不使用
○農学部３年生が実習で収穫した近大みかんを使用
近畿大学附属湯浅農場（和歌山県有田郡湯浅町）は、奈良県平群町と八木酒造㈱（奈良市）と連携し、近大みかんを使用したリキュール『近大みかんのお酒です』を、３月２２日から４５０本限定で販売する。この商品は昨年から販売しており、好評のため今年も販売する。
農学部学生が一つひとつ丁寧に収穫
みかんの産地で有名な和歌山県有田郡湯浅町に位置する近畿大附属湯浅農場では、宮川早生・林温州という品種の『近大みかん』を栽培している。近大みかんは、化学肥料を一切使用せず、魚系の有機肥料で栽培し、通常よりも１本１本の木の間隔を広く取ることで日当たりを良くし、太陽の恵みをたっぷり浴びた風味豊かなみかん。
昨年１１月から１２月にかけて、近畿大学農学部農業生産科学科の３年生３０人が参加して、みかんの色づきを一つひとつ確認しながら、はさみで丁寧に収穫した。学生はこの農場実習を通じて、みかんの知識を学びながら栽培者の苦労を知り、果実一つひとつのありがたみや大切さを学んでいる。
近大みかんを使用し、平群町が奈良県の老舗酒造メーカーである八木酒造㈱と連携して、リキュール『近大みかんのお酒です』を製造した。近大みかんの風味を損なわないよう、糖分などの添加物を一切使用しないことで、みかん本来の自然な甘味と酸味を生かすこととしている。
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