信州大学では、同大に関連する企業に対して、大学が示す条件を満たす企業として認定する『信州大学発ベンチャー』の称号を付与することし、去る2月22日に中村学長から称号記が授与された。信州大発ベンチャー称号は、今回で17社に贈られた。
今回、称号を授与されたのは、手塚勝弥教授(先鋭材料研究所長・学長特別補佐、卓越教授)が中心研究者として推進する高機能結晶材料開発の研究成果・社会実装の成果として、今年1月11日に設立した材料系スタートアップ「ヴェルヌクリスタル㈱」。
文部科学省「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」の採択を2017年に受けて、信州大が推進する「革新的無機結晶材料技術の産業実装による信州型地域イノベーション・エコシステム」では、信州大先鋭材料研究所が開発を進める高機能結晶「信大クリスタル」の社会実装に向けて活動してきた。
信州大クリスタルは、同大が誇る無機単結晶育成技術で育成された高品質・高機能の結晶の総称で、商標登録されている。
同大では、大学発ベンチャーの円滑かつ適正な支援を行うことを目的として、平成30年度から大学側が提示する要件を満たすベンチャーに対して『信州大学発ベンチャー』の称号記を授与している。