文化庁シンポジウム「アフターコロナにおける国際的な文化芸術フェスティバルの進むべき方向性と可能性」が、2月21日から配信されている。期間は3月21日までの1ヵ月間。
話題提供「国内主要フェスティバルの開催状況」と「国内主要フェスティバルに関するアンケート調査結果」とともに、①コロナ禍における地方芸術祭、②国内外のフェスティバルの実施状況―に関する基調講演を実施。北川フラム(㈱アートフロントギャラリー代表取締役会長、アートディレクター)と宮城 聰(演出家、SPAC静岡県舞台芸術センター芸術総監督)の両氏が講師を務める。さらに、パネルディスカッションも行われる。
昨年2021年も新型コロナウイルス感染症の影響が続き、多くの文化芸術のフェスティバルが延期・中止を迫られた。一部のフェスティバルは開催されたが、事業のあり方や運営の方法は従来から大きく変えざるを得ない状況になっている。また、国際的な往来が制限されるなか、インバウンドの拡大や国際発信のための打ち手は制限されている。
新型コロナウイルス感染症収束の見通しが立たず、従来のような生活が戻るか不透明ななか、我が国における国際的な文化芸術フェスティバルはどのような方向に進むべきなのか、フェスティバルはどのような可能性を持ち得るのか。フェスティバルのディレクターを迎え、議論する。