大阪市立大学は、西日本旅客鉄道㈱(JR西日本)と東急電鉄㈱と、大阪市立デザイン教育研究所と協働して、「こども隙間転落防止プロジェクト VOL.2」を2月19日から行っている。
JR西日本、東急電鉄では、ホーム先端部の塗装や、ホームと列車の隙間が大きい箇所への櫛状ゴム(転落防止ゴム)の設置など、隙間転落対策を進めているが、「こども隙間転落防止プロジェクト」は、昨年9月にJR西日本がデザイン研究所、大阪市立大と協働し、保護者への啓発活動に加え、子どもに列車乗降時のホームと列車の〝隙間〟を認知してもらうことを目的として開始した。
第2弾となる今回は、プロジェクトの趣旨に賛同する東急電鉄が新たに参画し、四者で取り組む。
第1弾に引き続き、同プロジェクトでは、デザイン研究所が〝こわいけど気になる〟という心理に注目して創作したオリジナルキャラクター『スキマモリ』を起用。JR西日本、東急電鉄が保有する交通媒体やデジタル媒体などでポスターや動画を配信する。
また、第1弾実施後の大阪市立大学によるアンケート調査などから、隙間転落に関する認知度が向上するなどの効果が確認されたため、同プロジェクトでは新たに、SNSの活用やYouTube公式チャンネルでの啓発動画の配信などを実施する。
同プロジェクトを通じて東西の鉄道会社が協働し、各エリアで情報発信をすることで、お子さまのより安全な鉄道利用を推進する方針だ。