東京大学生産技術研究所次世代育成オフィスでは、日本航空㈱(JAL)と連携した「飛行機ワークショップ2021」をオンライン開催する。2月11日(金・祝)に中学生クラス、同23日(水・祝)に高校生クラスをそれぞれ実施する。
このワークショップは、企業と大学とが連携し、中学生・高校生を対象に企画されたもので、JALの協力により2016年から実施し、今年で6回目を迎えた。
これまでは、対面型の2日間に分かれて1日目はJALメインテナンスセンター[羽田格納庫]の見学実習を実施。2日目には東大生研を訪れ、講義と実験実習を行ってきた。しかし、新型コロナウィルス感染症の拡大の影響により、昨年度からオンラインによる一日完結型で企画している。オンラインでの実施ということもあり、全国から多くの申込みがあり、全国各地の申し込み総数は総勢156名にのぼった。
今年は『未来の地球を飛行機で繋いでみよう』というテーマで、国際線の路線設計に挑戦する。どの国際空港へどのように飛行機を飛ばせば、多くの客に利用してもらえるかなど、さまざまな観点から〝ベストな航路を探す〟ための組み合わせを模索する。
午前中は生研の本間裕大准教授による数理モデルを活用した路線シミュレーターの講義、午後は、JALの現職ディスパッチャー(運航管理者)よるディスパッチャー業務に関する講義と、後半には現職の機長とのディスパッチャー体験が予定されている。また、普段は見ることのできないJALの運航管理の現場も見学する予定。