2022年2月8日 【横浜市大】附属病院で療養中のこどもたちが現役ラグビー選手とオンラインで交流

横浜市立大学附属病院小児科病棟に入院中のこどもたちが2月14日、トップリーグで戦う「横浜キヤノンイーグルス」所属の現役ラグビー選手とオンラインで交流する。

アスリートとの交流の機会を提供し、長期入院中のこどもたちを支援する活動を行う特定非営利活動法人Being ALIVE Japanによるイベント。当日は入院中の子供たちと現役ラグビー選手2名が、ラグビーの動きとラグビー文化を取り入れた『ラグッパ体操*』に取り組む。また、子どもたちと選手がトライ(目標)を共有し、互いを応援し称え合う活動を行う。

ラグッパ体操はラグビーの動きとラグビー文化をもとに、日本を代表するトレーナーのメソッドを取り入れ、ラグビー元日本代表の佐々木隆道氏(現:一般社団法人DAEN代表理事)が考案した、低負荷で低速度の体操エクササイズ。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、面会や外出制限があるこどもたちにとって、現役アスリートとの交流は「ヒト」や「社会」と繋がる貴重な機会になる。昨年度に続き今回で2回目になるこのイベント。同大では、今後も継続的に実施し長期療養中のこどもたちの支援に取り組む方針だ。

横浜市立大附属病院小児科では、2018年4月よりCLS(Child Life Specialist)を神奈川県内の大学病院で初めて配置し、こどもたちの療養を支援する活動を展開している。

CLSは、病院という家庭とは異なる環境で治療に臨むこどもや家族を支援する専門職。こどもや家族が抱える精神的負担を軽減して、主体的に医療を受けられるようにサポートする専門家を指す。今回のイベントに際しても病棟内のこどもたちがイベントを楽しめるようサポートする。


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