近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科の文能照之教授ゼミの学生が、洋服・服飾小物の販売や輸入を行う㈲日本極東貿易(大阪市中央区)と共同で、女子学生目線でデザインした男性用スプリングコート「モテコート」を開発した。1月17日から、新しいものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で限定販売している。
文能ゼミでは、令和3年度(2021年度)から㈲日本極東貿易と共同で、アフターコロナの外出時に気分をあげるお洒落な洋服の開発に取り組んできた。今回、男性に着用してほしいコートについて10~20代の100人にアンケート調査を行ったところ、「サイズ感」「清潔感」「バランス」の三つのポイントが重要であるという結果が出た。そこで、これらのポイントを取り入れ、3年生の女子学生3人が中心となって、モテるコートをデザインした。
誰が着用してもおしゃれなサイズ感になるように袖の長さを自由に調整できるようにし、シワや毛玉ができにくい高品質の日本製生地を使用。裏地には抗菌素材を用いることで清潔感を保てるようにした。縫製も国内の工場で行っており、日本製にこだわっている。また、さまざまなシーンに合うように、シンプルかつ流行のデザインで全体のバランスを取る工夫をして、どんな男性にも似合う「モテコート」が完成した。
学生はマーケット調査から商品開発、販売までのすべてを体験することで、商品の成り立ちを実学で学んでいる。