学校法人順天堂は東京ガス㈱と共同して、順天堂の四つのキャンパス(本郷・お茶の水キャンパス、さくらキャンパス、浦安キャンパス、三島キャンパス)と六つの附属病院(順天堂医院、静岡病院、浦安病院、順天堂越谷病院、順天堂東京江東高齢者医療センター、練馬病院)におけるカーボンニュートラル推進に向けて「CO2削減ロードマップ策定に関する契約」と「カーボンニュートラル都市ガス(CN都市ガス)供給に関する契約」を締結しました。東京ガスが医療機関向けにCN都市ガスを供給するのは、今回が初。
大規模医療機関は、24時間体制で空調や照明、多数の医療機器が稼働していることに加え、滅菌や蒸気、給湯といった熱需要もあり、エネルギー多消費型の施設。先進医療・高度医療の提供や臨床研究といった社会的意義が極めて高い医療機能の維持とカーボンニュートラルの推進の両立が課題となっている。
順天堂はカーボンニュートラルの推進に向け、2030年までのCO2削減ロードマップの策定に取り組む。東京ガスは顧客での再生可能エネルギーの導入や省エネルギー提案等を行ってきた知見・ノウハウを活用し、各キャンパス・附属病院のエネルギー利用の実態を踏まえた順天堂のCO2削減ロードマップの策定を支援する。また、CO2削減の具体的な取り組みとして、昨年12月から、本郷・お茶の水キャンパスで、東京ガスのCN都市ガスを導入。年間約6500㌧のCO2削減に貢献する。