横浜市立大学は来年2月4日㈮に、『これからのデータサイエンスと大学院教育』と題したシンポジウムをオンラインで開催する。
このシンポジウムは、YOKOHAMA D‐STEP(D‐STEP)の一環として実施するもの。これまでD‐STEPで開発してきた大学院修士レベルの実践的なデータサイエンス教育を広めるとともに、わが国での大学院レベルのデータサイエンス教育のあり方を議論すべく、各界からゲストを招き、講演とパネルディスカッションを行う。
横浜市大は、平成30年4月に首都圏初のデータサイエンス学部を、令和2年4月には大学院データサイエンス研究科を開設した。
D‐STEPは、研究科のカリキュラムと連動し、今後も文系・理系を問わずデータにより実課題を解決し、社会の要請に応えられるデータサイエンス人材の育成を行うこととしている。
D‐STEP(Data Scientist Educational Program)は平成30年度文科省「超スマート社会の実現に向けたデータサイエンティスト育成事業」に採択された事業の名称。横浜市大、東京理科大、明治大が3大学共同で実施している。
令和4年度までの5ヵ年で約200人の高度データサイエンティスト、約800人のデータエキスパートを養成し、経済社会の持続的発展を適える人材育成プラットフォームを確立する。
アナリティクスやエンジニアリング及び数理科学等の理系的要素と、価値創造を担うビジネススキル等の文系的要素を融合させ、地域だけでなく日本社会全体が抱える課題を対象とした課題発見・解決型「PBL」を提供。データサイエンティストを養成する。また、同事業で培われた知見は、シンポジウム等の開催により、社会に広く共有する。