2021年12月24日 【文化庁】「文化財の匠プロジェクト」を決定

文化財の持続可能な保存・継承体制の構築を図るための5ヵ年計画(令和4年度~8年度)として、「文化財の匠プロジェクト」を大臣決定した。文化財の持続可能な保存・継承体制の構築を図るため、⑴修理技術者等、用具・原材料までを含めた一体的な体制整備と、⑵計画的な保存・継承の取組を推進するため、5か年計画(令和4年度~8年度)を策定する。

今後は

①文化財の保存・継承のための用具・原材料の確保(生産支援分野の拡大等)

②文化財保存技術に係る人材養成と修理等の拠点整備(選定保存技術保持者・保存団体の拡大、後継者の研修に必要な経費の措置、「修理調査員(仮称)」の配置、「文化財修理センター(仮称)」の設置に向けた検討等)

③文化財を適正な修理周期で修理するための事業規模の確保(各文化財類型に応じた事

業規模の確保、防火・耐震対策の推進 等)

を推進する。

制度的措置を含めたさらなる対応策について、文化庁の審議会で引き続き検討し、令和4年5月を目途に中間取りまとめ、同年度末までに成案を得る予定。


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