東京大学先端科学技術研究センターでは、年明け1月5日㈬に、当事者研究に関するオンラインシンポジウム「ライフコースを通じたインクルージョン」を開催する。
今回のシンポジウムでは、有人宇宙飛行、トップアスリート、障害など、極限的な経験に関する〝当事者研究〟を紹介しつつ、生涯にわたって多様な人々が包摂される社会のデザインについて考える。
シンポジウムでは、「ライフコースを通じたインクルージョン」(熊谷晋一郎先端研准教授)と題した講演とともに、今月先端研特任教授に就任した宇宙飛行士・野口聡一氏が「宇宙飛行士のライフコース:宇宙体験がもたらすもの、そして日常への帰還」をテーマに講演する。
また、「トップアスリートのライフコース(仮)」に関して、女子バレーボール元オリンピック日本代表の田中祥子氏、「宇宙飛行士のライフコース(仮)」について、元JAXA宇宙飛行士の山崎直子氏がそれぞれ語り、「機能的で快適なインクルーシブ狭小空間デザイン」「科学教育のインクルーシブデザイン」に関する事例発表なども行われる予定。