東京工業大学は、今年9月に公表した「東京工業大学 環境報告書2021」(日本語版のみ)の概要を英語で要約した「東京工業大学 環境報告書2021ダイジェスト英語版」を作成しウェブサイトで公表した。「環境報告書2021」は、2020年度のSDGsを意識した大学活動に伴う環境負荷低減に向けた取組や環境保全への取組みについてまとめたもの。
2004年に、環境報告書の普及活動、信頼性向上のための制度的枠組みを整備し、環境報告書を社会全体として積極的に活用していくため「環境配慮促進法」が制定された。同法の成立により、独立行政法人や国立大学法人等の特定事業者は、毎事業年度、「環境報告書」の作成と公表が義務づけられた。
報告書では、事業者が経営責任者の緒言、環境保全に関する方針・目標・計画、環境マネジメントに関する状況(環境マネジメントシステム、法規制遵守、環境保全技術開発等)、環境負荷の低減に向けた取組の状況(CO2排出量の削減、廃棄物の排出抑制等)等について取りまとめている。
東工大では2005年度から日本語版を、2019年度からはダイジェスト英語版もあわせて公表している。