2021年10月26日 【立教大】再来年春に「スポーツウエルネス学部」設置へ

立教大学は、2023年4月に現在のコミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科を改組し、スポーツウエルネス学部(仮称)を設置する予定。また学部新設に伴い、コミュニティ福祉学部を改編する。

立教大が2008年に開設した既存のコミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科。スポーツ・健康科学の研究領域に「ウエルネス」という心身の健康だけでなく、価値観や生きがいなども含めた多元的、総合的な健康観の発想を融合させた、新たな学問領域を創出してきた。

超高齢社会を迎えたわが国で、心身のバランスを整え、人々のウエルネス醸成に貢献でき得るスポーツウエルネス学は、重要かつユニークな学問領域として、一層期待が高まっている。

構想中のスポーツウエルネス学部では、母体となる既存のコミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科での実績を基盤に、教学内容を発展・充実させ、〝すべての人の生きる歓びのために〟を理念としたカリキュラムを計画している。

スポーツに興味・関心がある優秀な人材を集め、豊かな人間性を基盤とし、すべての人のウエルネス向上とウエルネス社会の構築に貢献する高度なスポーツウエルネス学の知見と力能を有する人材を育成することを目指す。

改編後のコミュニティ福祉学部は、福祉学科とコミュニティ政策学科の2学科となる予定。福祉学科は、国家資格である社会福祉士の養成教育を一層充実させるとともに、福祉マインドをもって福祉社会の創造に貢献する人材を育成する。

福祉・保健・医療の連携の要となるチームリーダーとして活躍するソーシャルワーカー、福祉系公務員、ビジネスや民間組織で社会課題の解決に寄与する人材の育成に向けて、魅力ある新カリキュラムを展開する。

コミュニティ政策学科は、「政策学専修」と「コミュニティ学専修」の2専修制。政策学専修では、国内外の諸問題を幅広く取り上げ、市民参加による政策立案と実行を通じて、地域を支える公共人材を育成する。

コミュニティ学専修は、地域にある生活問題の解決のために、コミュニティの実態調査や地域と協働した実践を通じて、共生社会の形成に貢献できる人材を輩出する。


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