東京大学は、日本の国立大学として初めて、国連気候変動枠組み条約事務局(UNFCCC)が展開する2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを達成するための行動を呼びかける国際キャンペーン「Race to Zero」に参加した。
東大は、今年10月1日に公表した目指すべき理念や方向性をめぐる基本方針「UTokyo Compass」で、グリーントランスフォーメーション(GX)を行動計画の柱の一つとして位置付け、国際的なGXを先導することなどを掲げている。
「Race to Zero」キャンペーンへの参加は、GXの実現に向けた東大の最初の取組となる。今後、事業体としての東大の温室効果ガス排出実質ゼロの実現に向けたロードマップの策定や、キャンパス所在地域等との連携など、具体的な取組を加速させる。
キャンペーンについては、藤井総長、関係教員及び学生のメッセージをまとめた動画を制作し、東大ウェブサイト(https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/actions/gx.html)に公開いてい
また、東大のGXに向けた取組の一環として、英国・グラスゴーで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の会場で、「ETI-CGCオフィシャル・ローンチ:日本の2050年カーボン・ニュートラルのpathwayを探る」と、「東京大学の〝Race to Zero〟への参加決定:学生との対話」(いずれも仮題)と題する2件のイベントを実施予定。