国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と㈱産業革新投資機構(JIC)は10月18日、新産業の創出を目的として、相互協力協定を締結した。
両機関はこの協定に基づき、NEDOが持つスタートアップ支援に関する知見や技術開発成果と、JICの幅広い産業ネットワークやファイナンスの知見を有機的に連携させることにより、イノベーションの創出と革新的な技術開発成果の社会実装を目指す。
協定を通じ、NEDOはスタートアップ支援における投資家目線での評価ノウハウの蓄積や高い事業性が期待できる革新的な技術シーズの発掘など、技術開発成果のイノベーションを促進する「イノベーション・アクセラレーター」としての役割を強化し、社会課題の解決に一層貢献することとしている。
また、JICは傘下のファンドも含めたJICグループ全体として、オープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化に対する資金供給を通じて民間投資を促進。さらに、投資人材の育成などを行い、日本の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環創出を進める。
この協定の下で、NEDOとJICグループが相互協力することにより、イノベーション創出への貢献が期待できる。