末松文部科学大臣は10月12日の閣議後会見で、若田光一宇宙飛行士が来年秋ごろに打ち上げられる米国の民間宇宙船「クルードラゴン」への搭乗が決定したことを発表した。若田宇宙飛行士は自身3度目の国際宇宙ステーション(ISS)への長期滞在となる。宇宙飛行は5度目。
末松大臣は、若田宇宙飛行士の3度目のISS滞在に関して、「若田宇宙飛行士の能力が高く評価されたもの」と評価。その上で、「わが国のISS実験棟『きぼう』や宇宙ステーション補給機『こうのとり』の着実な運用を通じて、わが国が国際的な信頼を得て、プレゼンスを発揮したことの表れだと考える」とした。
さらに、「若田飛行士が素晴らしい成果をあげられるように、そのことを期待するとともに、引き続き、関係機関と密接な連絡を取り、ISSの着実な運用に尽力したいと考えている」と述べた。