文部科学省は、「令和3年度学校魅力化フォーラム」を11月2日㈫午後2時からオンラインで開催する。
学校設置者である市区町村では、域内の学校の適正規模・適正配置に関する検討を行い、結果を踏まえて、学校の統合や分離を行ったり、小規模校を存続させた場合は教育活動を充実させるなど、活力ある学校づくりに資する取組を実施することが求められている。
また、広域の教育行政を担う各都道府県では、域内全体の学校教育の充実発展に責任を持つ立場から、市区町村のニーズや実情を踏まえた適切な指導・助言・援助を行うことが期待されている。
文科省では、各市区町村でのこうした検討を支援するため、好事例について情報発信を行うなど、少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校教育の推進を図ってきた。今回のフォーラムでは、地方公共団体での先進的な取組事例に関する事例発表を通して、魅力ある学校づくりに向けた施策の参考となる情報を提供するもの。「人口急増に対応する新しい学校づくりに向けた取組」「ICTを活用した教育活動等の充実に向けた取組」「統合困難な地域における教育環境の充実に向けた取組」に関する事例発表が、関係都道府県から行われる。
さらに、「地域との合意形成に向けた取組」「施設分離型、5・4制義務教育学校で地域素材を活用し児童生徒の自己肯定感を高めた取組」などの事例発表も予定している。