令和4年度大学入学共通テストの本試験の2週間後に設定する追試験について、体調不良の受験生が安心して選択できるよう、昨年同様、全国47都道府県に試験場を設置することとなっている。萩生田光一文部科学大臣は、こうした方針を示した通知を9月14日に発出する意向を、同日の閣議後会見で発表した。
各大学の個別入試については、文科省の要請に基づき、すでに95%以上の大学が追試験の設定や別日程の振替受験を実施することが公表されている。各大学の取組をさらに促進するため、昨年度同様、定員管理に係る例外的な取り扱いを認めることとなっている。
各大学では、すでに総合型選抜を始まったところだが、昨年度の共通テストを含め、大きな混乱がなくできた経験も活かしつつ、新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドラインを踏まえて、万全の態勢で実施に臨むことが求められる。