日本科学未来館は、シンボル展示「ジオ・コスモス」のメンテナンス工事に先立ち、9月11日から10月4日に、現在は上映していない作品も含めて、ジオ・コスモスの歴代作品から32本を一挙に上映する。未来館では、「〝地球の姿〟を見つめなおし、球体による新しい映像表現に触れる体験をお楽しみください」としている。
ジオ・コスモスは、刻々と変化する〝地球の姿〟を眺められるだけでなく、地球上で起きている出来事を可視化し、〝今の地球〟を感じられる、さまざまなコンテンツを上映してきた。また、球体ディスプレイの特性を生かし、国内外の研究者やクリエイターとともに表現の可能性を追求してきた。
今回はこれまでの作品から、アルスエレクトロニカ・リンツなどの芸術団体や国内外のアーティスト、またグーグルなど企業とのコラボレーションにより生み出された数々の実験的な作品なども上映。実写やアニメーション、さらに科学データのビジュアライズなどさまざまな手法を駆使した映像を見ることができる。
ジオ・コスモスは10月5日からメンテナンス工事のため公開を一時休止する。再公開は2022年3月末を予定している。