河野太郎新型コロナウイルスワクチン接種推進担当相は9日、自身の公式ツイッターで今後接種が本格化する64歳以下の人に向けて、「ワクチンは確保されていますので、焦らずに、お待ちください」と呼び掛けた。
河野大臣は「高齢者のワクチン接種が7月末に終わり、64歳以下のワクチン接種が本格化しています。ワクチン接種が全国で1日120万回行われるとして、その半分が1回目の接種だとすると、毎日1回目のワクチン接種が60万回行われています」と説明。
「3600万人の高齢者の接種にGW明けから3ヵ月かかりました。8月初めに1回目の接種を待っている64歳以下の方が接種率を勘案すると約4200万人いらっしゃると推定されます」とし、「自治体の多くは、重症化リスクの高い人を優先し、予約をスムーズにするために、まず60~64歳、次に55~59歳というように年齢順に接種券を発行して予約を取っています。なので、すぐに予約がとれないかもしれませんが、焦らずにお待ちいただければ、必ず、ワクチンを接種することができます」と安心するよう述べた。
さらに、「全ての市区町村に、9月の3クールで、12歳以上人口の8割が2回接種するために必要な量のワクチンが供給されます。接種率が80%を超えても充分なワクチンは確保されています」と表明。
また、ワクチン接種を担うかかりつけ医が、5月の約2万件から7月には5万件を超えるまで増えたことを報告した。そのため、例えば同じ100万回分のワクチンを供給しても、かつてはそれぞれ50回分来たのが20回分になり、予約の取れる回数が減っているとした。予約を受け付けている医療機関や接種会場は、厚生労働省の「コロナワクチンナビ」で検索可能だ。ただし、全ての医療機関が状況を入力しているわけではないという。
そのほか、大学拠点接種については、「申請している大学の全てが8月の最終週までには接種を開始できる見込みだ」とコメント。また、職域接種についても、「申請された全ての会場に8月の最終週までにはワクチンの供給が始まる」としている。