国際化学オリンピック日本委員会は、世界中の高校生を対象に、7月25日から8月2日の9日間にわたりリモートで開催された「第53回国際化学オリンピック日本大会」の成績を発表した。大会トップの中国の高校生。日本代表生徒は、名古屋市立向陽高校3年の小池佑也さん、洛南高校3年の竹本隆弘さん、京都府立園部高校3年の西浦洸平さん、東京都立小石川中等教育学校5年の一瀬陽日さんが銅メダルを獲得した。
国際化学五輪は、ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランドの東欧3ヵ国での高校生の学力コンテストが起源。第1回大会は、1968年にチェコスロバキア(当時)で開催された。その後、高校生の化学の〝真の実力〟を競う国際大会となった。
金メダルは全体の上位10%、銀メダルはその次の20%、さらに銅メダルは続く30%に授与される。国内での開催は2010年に東京で開催された第42回大会に続く2回目となる。