早稲田大学GS(Gender and Sexuality)センターは、8月28日㈯に、これまで日本で持続可能な形で運営してきた地域のLGBTQ+支援のコミュニティセンターの現状や事例について、発表やパネルディスカッションを通じて学びを深めるイベント「LGBTQ+とピアサポート ゆるく繋がる居場所をみつけて」をオンラインで実施する。
早大GSセンターは、同大セクシュアルマイノリティ学生と支援者のホームグラウンドであるとともに、ジェンダー・セクシュアリティに関心のある全ての人々が自由に利用できるフリースペース。関連書籍の閲覧利用、、定期的なテーマカフェイベントへ参加できる。
また、プライバシーが守られるなかで、学生生活で感じた違和感や心配事などを専門知識のある職員に相談することができ、対応が必要な場合は学内外の箇所と連携し対応する。
わが国では、LGBTQ+支援の体系化およびコミュニティ形成を進めるために、当事者、支援者、活動家たちが精力的に活動してきたこともあり、さまざまな地域にコミュニティセンターが設置され始めている。
一方で、大学や行政などで、「コミュニティ支援」やセーフスペースとしての〝センター〟設置というあり方への理解は遅れているのが現状。
28日のイベントでは、長年国内でのLGBTQ+のコミュニティを支え、最前線で広く活躍する講師6名が登壇。各センターでの活動報告やパネルディスカッションを実施する。コロナ禍以前より実践されているコミュニティ支援の現場について、またコロナ禍での苦労や、コミュニティ支援の中での現状について共有する。