科学技術振興機構(JST)は、科学好きの裾野を広げるとともに、トップ層の学力伸長を目的として、全国の高校生が学校対抗で科学の力を競う「第11回科学の甲子園全国大会」を、来年3月18日から21日まで、つくば国際会議場およびつくばカピオで開催することを決めた。
大会では、各都道府県から選出された代表校が、科学技術・数学・情報における複数分野の競技を行い、総合点を競い合う。茨城県、茨城県教育委員会、つくば市、高等学校文化連盟全国自然科学専門部との共催で、文部科学省、日本理科教育振興協会、都道府県教育委員会などの協力を得て開催する。
また、大会は産学官が一体となった新たな科学技術系人材育成モデルとして、競技問題への企業からの積極的なアイデア提案も取り入れるなど、グローバル社会において主体的かつ創造的に問題を解決する人材の育成を推進する。
JSTでは、発達段階に応じ才能を伸ばせるよう体系的な人材育成に取り組んでいる。「科学の甲子園全国大会」をはじめとする事業の実施を通じて、科学好きの裾野を広げ、生徒が才能を十分に発揮し、切磋琢磨する機会を提供していく。