早稲⽥⼤学では、コロナ禍による国・地域間の移動制限を受け、2020年度初頭よりさまざまな学⽣のニーズに応えるべく、順次、オンラインを⽤いた国際教育交流のコンテンツ 開発に取り組んできた。これら多様なコンテンツを、⼀過性の〝留学の代替措置〟として終わらせるのではなく、早大にいながら世界中と繋がることができる『新しい早稲田大学の国際教育の一つ』として学生に提供することを目的に、この7月、「Global Online Academic Learning(通称:GOAL)」を⽴ち上げた。
GOALでは、全ての学部・研究科の学生5万⼈を対象に、イェール⼤、北京⼤といった海外のト ップ大学と連携したオンラインカリキュラムや、U21、APRUといった国際コンソーシアムが手掛けるオンライン科⽬履修制度をはじめとした各種プログラムを拡充し、新しい国際教育の選択肢として、学⽣に提供している。
また、GOALのプログラムで履修した学習成果を早稲田大の単位として認定することを目指すなど、より⼀層の制度的な充実も図る。
今後、早稲田大の国際教育では、現地で実際の⽣活・社会に⾶び込んで、異⽂化に触れる従来型の留学と、早稲田にいながら海外大学が提供する授業の部分的修業を可能とするオンライン教育を組み合わせ、双⽅の利点を統合することで、新しい国際教育の形を提案する方針だ。