自立支援特化型の通所介護などを運営するポラリスは、三重県津市の塔世山四天王寺との業務提携を開始した。通所介護とお寺を組み合わせたサービスを新たに具現化する。
お寺の敷地内にある建物を賃借し、「通所介護四天王庵」を立ち上げる。8月上旬にもオープンする予定。
禅脳を導入した自立支援介護、精進料理を取り入れた食生活の支援など、お寺ならではのユニークなサービスを提供していく。要介護高齢者のモチベーションが高まるよう仏教からアプローチする、ともアナウンスしている。
地域のために、社会課題の解決のためにお寺の役割を復活させたい − 。そんな思いを持つ住職が声をかけたことがきっかけになったという。
ポラリスの広報担当者は、「新しいサービスモデル。お寺と融合させた独自の取り組みで高齢者を元気にしたい」と説明。「コミュニティの中心としてのお寺の役割を復活させ、共同で社会課題を解決していくことを目指す」と意欲をみせている。