SDGs(持続可能な開発目標)と最先端の科学・技術の視点で〝まちづくり〟を捉える機運を全国で高めることを目的に、日本各地が誇る魅力とビジョンを描いた大漁旗(フューチャーフラッグ)を自治体ごとに制作し、東京大学安田講堂にすべての大漁旗を結集し、たなびかせるプロジェクト「大漁旗プロジェクト」。大漁旗のコンセプトアイデア出しサポートのため、全国8ヵ所でワークショップ「もしかする〇〇(自治体名)~自然×科学×まちづくり」を開催するなど(イベントレポート)、2年近くにわたりプロジェクトを進めてきたが、この7月4日午後1時時半に、いよいよフィナーレを迎える。
この事業は、東京大学生産技術研究所と科学自然都市協創連合が主催した。科学自然都市協創連合は、2019年7月に東京大学生産技術研究所設立70周年記念事業の一環として発足。生産研が架け橋となり、〝ロケット研究発祥の地〟と称するに相応しい歴史的な経緯を備えた千葉市・東京都杉並区・同国分寺市・秋田県由利本荘市・同能代市・鹿児島県肝属郡 肝付町の6自治体とともに設立されたコンソーシアム。
52自治体の個性豊かな旗
SDGsや東大生産研の最新の研究成果に関する講演、さらにカードゲーム形式のワークショップを全国各地で行い、まちの魅力を大漁旗に表現するためのアイデア出しサポートを2年間にわたり行ってきた。今回、プロジェクトの趣旨に賛同した52の自治体等による個性豊かな旗が完成した。
フィナーレイベントでは、すべての大漁旗が安田講堂に結集し、お披露目。大漁旗の製作者たちが自らのまちの魅力や大漁旗に込めた想いを語り合う。イベントの模様は、ニコニコ生放送(https://live.nicovideo.jp/watch/lv332341240)やZoomウェビナー(https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us./j/84361296129)で視聴できる。