萩生田光一文部科学大臣は、バイデン政権で米国大統領府科学技術政策局長に就任したエリックランダー氏と、去る6月9日にオンライン会談を行った。11日の閣議後会見で明らかにした。
ランダー局長との会談は、他国に先んじて実施されたもの。科学技術政策局長は、これまでの米国政権と異なり、バイデン政権下では、閣僚級という位置づけ。萩生田大臣は「重たい立場での初会談を日本が行うことができた」と意義を強調した。
萩生田大臣によると、会談では、今年4月に行われた日米首脳会談での共同声明を踏まえ、今後のAI技術や量子技術をはじめとしたさまざまな科学技術分野での日米連携について意見交換を行ったという。バイデン政権では、科学技術を重要視する姿勢が明確に打ち出されており、萩生田大臣は「ランダー氏の就任が日米の科学技術の一層の発展につながるものと期待している」と述べた。