ジョブ型研究インターンシップのガイドラインが5月21日に文部科学省から公表されたが、萩生田光一文部科学大臣は、同就業体験事業指針について、「円滑で実りある実施に向けて先行事例の展開を通じて、優秀な博士課程学生のキャリアパスの拡大を期待するもの」と意義を強調。さらに、今後もインターンシップの充実に向けて施策をさらなる施策を講じる姿勢を示した。
令和2年1月に総合科学技術・イノベーション会議が取りまとめた「研究力強化若手研究者支援総合パッケージ」で、ジョブ型研究インターンシップの推進が位置付けられており、文部科学省では実施に向けた準備を進めている。
昨年9月には文科省と経団連で推進委員会を協働で設置し、まずは大学院博士課程を対象とする長期有給のインターンシップの先行的・試行的実施を今年度後半から開始するために検討を重ねてきた。こうした議論などを経て、学生・企業・大学等におけるインターンシップ参画に当たっての共通理解を促進する参考指針として、ガイドラインを策定した。