中央大学は、今年3月にベトナム・ハノイ市認定機関日本国際学校(JIS)と国際連携校協定を締結した。同大では、国際戦略強化の一環として、新たに国際連携校と海外指定校制度を新設。この制度を活用してこれまで進めてきた国内での高大連携教育制度を国外にも拡張。優れた教育を行っている海外の初等・中等教育校と連携し、優れた留学生を継続的に受け入れることによって、グローバル社会に通用する人材の育成をさらに進める。JISとの協定は、この取組の第一号となる。
日本国外で後期中等教育を行う学校のうち、中央大の教育目標や中央大での入学者受け入れの方針(アドミッションポリシー)に合致する人材育成を行っている学校について、その課程を修了した生徒を同大学生として受け入れることを含む緊密な関係を構築するもの。同大のグローバル展開や多様な学生の受け入れを促進するために新設した。
JISは、ベトナム初の幼稚園から高校までの一貫教育で、日本教育システムを取り入れた学校の設立を目指して、2016年に開校した教育機関。幼稚園からの一貫教育のなかで、日本語あるいは英語で学習できるベトナム人を育て、卒業後には日本の大学にも留学できるグローバルな社会で活躍するベトナム人を育てることを目的としている。