萩生田光一文部科学大臣は、統合イノベーション戦略推進会議で、研究インテグリティ(誠実性)確保などを推進するよう指示があったことに関して、実現に向けて精力的に取り組む意向を示した。4月27日の閣議後会見で述べた。
同日開催された統合イノベーション戦略推進会議で、研究インテグリティの確保にかかる対応方針、また、公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的考え方などを決定。さらに、安全安心に関するシンクタンクに関する検討の進捗状況について報告された。
官房長官からは、研究インテグリティに関する確保にかかる対応方針に掲げられた取組の実行、すべての公募型の研究資金の新規公募分における研究データの管理、利活用体制の構築可能な仕組みの早急な導入、マテリアル革新力強化戦略の着実な実施、安全安心に関するシンクタンクの早急な立ち上げにあたっての政府府省の連携などに関する指示があった。
萩生田大臣は「文部科学省としては、世界秩序が大きく変化するなか、科学技術イノベーションの強化に向けて、引き続き関係府省と連携しながら、各方針、戦略の実現や施策の検討に取り組んでまいりたい」と語った。