スポーツ審議会の今期初会合となる第26回総会が4月21日に開催され、室伏スポーツ庁長官から来年度から2027年度までのスポーツ第3期スポーツ基本計画の策定について諮問された。審議会では①未来社会における生涯を通じた豊かなSport in Lifeビジョン等を含め、2030年以降を見据えたスポーツ政策のあり方、②今後5年間のスポーツ政策の目指すべき方向性及び主な施策、計画の実行性を高めるための方策―の2点を中心に議論を深める。
萩生田大臣「コロナ禍でスポーツの必要性再認識」
総会には萩生田大臣が出席。コロナ禍という全世界的な非常事態のなか、スポーツが人々の生活に必要不可欠なものであることをあらかじめ感じたとしたうえで、「東京大会後のそしてポストコロナ、ウィズコロナのスポーツ政策の基本的な方向を示す第3期スポーツ基本計画の策定に向けたキックオフとなる会となる」と述べ、委員に対して活発な議論を求めた。
今後、スポーツ審議会の下に設置するスポーツ基本計画部会で集中的に議論を重ね、審議会からの答申を踏まえ、今年度末を目途に、第3期スポーツ基本計画を策定する見込み。