萩生田光一文部科学大臣は3月19日に開催された第93回選抜高校野球大会の開会式に出席し、球児らを激励するとともに、始球式で力強く投球した。萩生田大臣は開会式で、選抜大会という大舞台で練習の成果を存分に発揮し、最高のプレーを行うよう激励の挨拶を述べた。また、「この大会で得られる経験を糧として、これからも充実した学校生活を送り、大きく成長することを期待する」と高校生らに語り掛けた。
昨年は、春夏いずれも新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となった。2年ぶりの開催となる今大会は、検温、消毒、マスクの着用などの基本的な感染症対策を講じるとともに、出場校及び大会関係者を対象としたPCR検査を実施するなど感染症対策を徹底した。
きめ細やかな対応でスポーツ環境を前進
文部科学省によると、萩生田大臣は、高野連関係者から感染症対策へのきめ細かな取り組みについて説明を受けるとともに、今後のスポーツの大会開催については、画一的なルールではなく、場所や競技内容など、きめの細かい対応をして少しずつ選手や観客がスポーツに親しめる環境を前進させる意向を示したという。