植物や自然保護など〝みどり〟に関する学術上の顕著な業績のあった研究者らを内閣総理大臣が表彰する「みどりの学術賞」。15回目となる今年は、公益財団法人地球環境戦略研究機関の武内和彦理事長ら2名に贈られることが決まった。授賞式は4月23日に都内で開催予定の「みどりの式典」で執り行われる予定。また、受賞者による受賞記念イベントも後日開催することとしている。
同賞は、〝みどり〟に関する国民の造詣を深めるため、国内で植物、森林、緑地、自然保護等に関する研究、技術の開発など〝みどり〟に関する学術上の顕著な功績のあった者に対して、内閣総理大臣が授与するもの。
今回、武内氏とともに、田畑哲之(さとし)公益財団法人かずさDNA研究所副理事長・所長が栄誉に輝いた。東大未来ビジョンセンターで特任教授も務めている武内氏は、「人と自然が共生する社会(自然共生社会)の実現に向けた地域生態学の実践とサスティナビリティ学への展開」に関する貢献で、高い評価を得た。
また、田畑氏は「光合成生物ラン藻のゲノム解読に始まる植物ゲノム科学の推進と持続的農業生産系への展開」での貢献で、栄えある学術賞となった。