新型コロナウイルス感染症拡大に伴う自粛要請などで浮き彫りになった「孤独・孤立」の深刻さ。新型感染症が依然終息に至らないなか、非正規雇用の雇止めやひとり親世帯の困窮などが指摘されている。2月25日に開催された関係団体などとの意見交換で明らかとなった課題や問題点などに対する施策について話し合う政府の連絡調整会議が、12日夕方から官邸4階の大会議室で開催されることとなった。
加藤内閣官房長官、坂本孤独・孤立対策担当大臣とともに、各府省庁副大臣らが出席し、あるべきサポートのあり方などについて議論を深める。会議の開催に先立ち、菅首相は5日の記者会見で、IT技能訓練といった支援策を行うことで、雇止めなどにあった人々の就業につなげたいとの意向を表明していた。