文部科学省が取りまとめた今年度の学校基本調査確定値によると、大学全体の在学者数は、291万6千人で、前年度より3千人減少した。うち学部生は262万4千人で、前年度より1万4千人増加し、過去最多を記録した。
大学院生は25万5千人で、前年度と横ばい。専攻科生は1千人で、前年度とほぼ横ばい。別科生は4千人で、前年度より1千人減少した。その他学生は3万3千人で、前年度より1万6千人減少。
大学学部の女子学生は、119万3千人で、前年度より1万人増加し、過去最多となった。また、学生全体に占める女子の割合は、前年度より0.1ポイント上昇し45.5%で過去最高を占めた。
短大学生は10万8千人で、前年度より5千人減少した。高専学生は、5万7千人で、前年度より2百人減少している。専門学校生は60万4千人で、前年度より7千人増加した。
教員数については、大学全体の女性の教員数は、前年度より1万5百人増加し4万9千人で過去最多。また、教員全体に占める女性の割合は、前年度より0.6ポイント上昇し25.9%で過去最高となった。
女性管理職の割合は、幼稚園や小学校などを含む全体で前年度より1.1ポイント上昇し30.1%となり、過去最高となった。大学は13.7%。
卒業後の状況をみると、高校卒業後の高等教育機関への進学率は83.5%で、前年度より0.7ポイント上昇し、過去最高。
うち大学・短大進学率は58.6%で、前年度より0.5ポイント上昇し、過去最高を記録した。大学進学率は54.4%で、前年度より0.7ポイント上昇し、過去最高。専門学校進学率は24.0%で、前年度より0.2ポイント上昇し、過去最高。
大学学部卒業者の大学院等への進学率は、ゆるやかな上昇傾向にあったが、平成22年度をピークに、10年連続低下し、11.3%(前年度比0.1ポイント低下)だった。卒業者に占める就職者の割合は、77.7%(前年度比0.3ポイント低下)。
修士課程修了者の大学院等への進学率は、9.8(前年度より0.3ポイント上昇)。修了者に占める就職者の割合は、77.9%(前年度より0.7ポイント低下)。
また、博士課程修了者に占める就職者の割合は7年連続で上昇し、69.8%(前年度より0.8ポイント上昇)となり、過去最高を記録した。