農林水産省は、新型コロナウイルス感染症の影響により経営が厳しい状況にある農林水産業を支えるための「♯元気いただきますプロジェクト」を進めているが、この取組の中で生産者へ向けた「♯元気エール」が全国に広がっている。こうした状況を踏まえ、消費者に向け国産農林水産物を食べて「♯元気エール」を送り、生産者を応援するよう呼び掛けている。
「♯元気エール」の広がり
新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛や輸出の停滞などにより、国産農林水産物等に在庫の滞留や価格の低下、売上の減少等の影響が生じている。
農林水産省では、このような厳しい状況にある農林水産業を支えるため、幅広い消費者に、食べて元気になって、生産者を応援することを呼び掛ける「♯元気いただきますプロジェクト」を実施している。
さらに、このプロジェクトの一環として、女優の広瀬すずさんを起用したテレビCMの「♯元気エール」をはじめ、消費者に食べて生産者を応援しようと呼び掛けている。また、「♯元気エール」には、全国の30以上のご当地キャラクター達が賛同し、地元の生産者にエールを送る動画をSNSに投稿するなど、呼び掛けが広がっており、「♯元気エール」動画の総再生回数は7万回以上となっている。
♯ハッシュタグキャンペーン
「♯元気いただきますプロジェクト」では、参加事業者や消費者に、販売促進の取組や食べた食材をSNSに投稿する際に「♯元気いただきます」や「♯元気エール」等の共通のハッシュタグを添えて投稿するよう呼び掛けている。
また、農林水産省では、こうした投稿を公式ウェブサイトでも一部紹介するなど、ハッシュタグを通じて、「育てる人」、「獲る人」、「届ける人」、「料理する人」、そして「食べる人」の繋がりの環を見える化して広げていくとしている。