経営裁量拡大へ規制緩和を促進
国大経営戦略実現会議で審議概要骨子
債券発行事業の拡大や学部定員の柔軟化
国立大学法人の戦略的経営実現に向けた議論を進めている文部科学省の有識者会議では、「経営裁量の拡大を可能とする規制緩和」を進めることを盛り込んだ審議概要骨子案を、8月31日に開催された会合で示した。⑴債券発行対象事業や出資対象事業の拡大や、⑵金融商品による資金運用の見直しなど、経営裁量の拡大を可能とする規制緩和を促した。さらに、定員管理の柔軟化も進めるべき施策として提起。これまで抑制的であった国立大学の学部収容定員に関しても、「社会実装に本気で取り組むような場合」に限り柔軟に取り扱うこととした。
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