新型コロナウイルスの影響で中止となった今年の「国際福祉機器展 H.C.R.2020」− 。主催者の保健福祉広報協会は24日、これを代替するオンラインイベント「福祉機器 Web2020」を10月21日から開催するとメディア向けに発表した。
300社超の企業、団体の参画を得て、介護・福祉の現場で活躍する最新ソリューションの情報を発信する。有識者による講演、セミナー、シンポジウム、より実用的なミニ講座などはウェビナーで行う。
保健福祉広報協会は、「様々な福祉関連情報を凝縮した内容を企画中。テーマ、講師、事前登録方法などの詳細は順次お届けしていきます」とアナウンス。
閲覧・参加は無料。H.C.R.の公式サイトにて開催される。会期は今年末までの予定だ。
H.C.R.は国内最大の介護・福祉機器などの展示会。有明の東京ビッグサイトで毎年開かれており、多くの企業が出展する会場を業界の縮図とみる関係者は多い。
今年の中止が発表されたのは4月末。コロナ禍でイベントの開催は難しくなっているが、とりわけ高齢者への感染につながりかねない介護分野は正常化のメドが全くたたないのが実情で、保健福祉広報協会の動きには今後も注目が集まりそうだ。