金利リスクへの適切な管理が必要
低金利の状況下における政府出資法人の業務等
会計検査院は29日、国会と内閣に対し、低金利の状況下における政府出資法人の業務及び財務の状況について随時報告を行った。この中で、将来の金利の変動に対する対応等の状況について、金利リスクを負っている12融資法人は、資産及び負債の総合的な管理であるALMを行っており、沖縄振興開発金融公庫は、ALMで計測する指標のうち、デュレーション・ギャップ(資産と負債の平均残存期間の差)が平成30年度末で1・6年となっていたことなどが、検査で明らかになった。このため、金利リスクを負っている融資法人は、引き続きALMを適切に行うなどして、金利リスクについて適切な管理を行っていくことや、特に、デュレーション・ギャップが大きく、その縮小を図る必要が自ら認識している沖縄振興開発金融公庫は、引き続き縮小に向けた取組を進めていくことが必要としている。
続きは紙面での掲載となります。
【目次】
【今週の話題】
G20デジタル経済大臣会合が開催
AIをはじめとしたデジタル技術の活用拡大
本紙の特色 | 『行政評価情報』は、評価専担組織である総務省が行う政策評価、行政評価・監視の結果とそれに伴う通知や勧告の詳細情報を中心に、行政機関が実施する政策評価の状況を掲載しております。勧告後の改善状況、第三者機関による評価手法等の見直しなど、各府省の評価活動を紹介しております。また行政改革、行政管理、地方行政の他、人事院や会計検査院の活動もフォローしております。 |
購読料金 | 月額 6.600円 (税込) |
刊行日 | 毎週木曜日 |
hyoka@kancho-t.com |