医学部長病院長会議が財政支援を要請
大学病院、感染症対応で4900億円減収
「補填しないと医療崩壊」「財務苦境で職員の減給も」
新型コロナウイルス感染症対応のため、全国大学病院の財政状況が急速に悪化している。こうした状況を受け、全国医学部長病院長会議や国立大学協会などが5月18日に首相官邸を訪れ、安倍晋三内閣総理大臣に対して、財政支援を行うよう要請した。感染症対応による減収は4月に354億円となり、4月から9月までの半期で2588億円、さらに4月から来年3月までの通年に至っては4864億円にのぼると指摘。ここ数年続く運営費交付金の削減や諸経費の高騰などにより、国立大学をはじめとする大学病院はほとんど内部留保金がない状態にあることから、「2~3ヵ月以内に必要経費の補填をしないと医療崩壊を招く」と惨状を訴える。
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