9月25日から3日間にわたって東京ビッグサイトで開催される「国際福祉機器展 H.C.R.2019」。今回、日本で初めて開催される企画がある。北欧発の「CareWare」をローカライズした「CareWare Japan」だ。
「CareWare」は新しい出会いの場。デンマークで最初に開発されたビジネスマッチングイベントで、ガイドツアー形式をとっている点が大きな特徴といえる。
参加者はグループを作り、全ての出展社から直に詳しい説明を聞くことが可能。導入にかかるコストなども含め、「自分たちが直面している課題を解決してくれるシステム・サービスはどれか」をじっくり見極めていく。
「介護・福祉の現場は優れたソリューションといかに出会うのか、自らに最も適合したものをいかに選択するのか。未だに有効な手立てが確立されているとはいえない」。
主催するH.C.R.事務局の問題意識だ。「CareWare」の手法で効率化が図れるのではないかという。「ソリューションの情報を集め、比較し、取扱店の営業担当者に確認するなど、良い『出会い』には膨大な時間と労力がかかる。その大半を1日に圧縮することを目指す」。
「CareWare」では毎回違ったテーマが設定される。今回は「介護職員が活きる職場づくり」。労働環境の改善、業務の効率化、有休の取得、夜勤の心理的な負担の軽減などに関連し、有望なソリューションを持つ企業が出展することになった。例えば、高機能ベッドや見守りセンサなどを展開しているところが含まれる。
参加者の定員は各日50名。有料。当日は10時半からオリエンテーションが始まる。申し込みは「Peatix」の専用ページから。