3地域の「世界農業遺産」への認定申請を承認
「日本農業遺産」に認定する7地域を決定
農林水産省は、1月24日に開催した「世界農業遺産等専門家会議」の評価結果を踏まえ、世界農業遺産への認定申請に係る承認、日本農業遺産の認定を行う地域を決定した。
今回、日本農業遺産に認定されたのは、山形県最上川流域の「歴史と伝統がつなぐ山形の『最上紅花』~日本で唯一、世界でも稀有な紅花生産・染色用加工システム~」、福井県三方五湖地域の「三方五湖の汽水湖沼群漁業システム」、滋賀県琵琶湖地域の「森・里・湖(うみ)に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」、兵庫県兵庫美方地域の「兵庫美方地域の但馬牛システム」、和歌山県海南市下津地域の「下津蔵出しみかんシステム」、島根県奥出雲地域の「たたら製鉄に由来する奥出雲の資源循環型農業」、愛媛県南予地域の「愛媛・南予の柑橘農業システム」の7地域の農林水産業システム。
さらに、滋賀県琵琶湖地域、兵庫県兵庫美方地域に、平成29年3月に日本農業遺産に認定されている山梨県峡東地域の「峡東地域の扇状地に適応した果樹農業システム」を加えた3地域の農林水産業システムについて、世界農業遺産の認定申請が承認された。
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【目次】
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