2018年8月22日 中教審大学院部会『量的規模』で議論(第8604号)

組織の枠超えた学位プログラム制度の活用を
    中教審大学院部会『量的規模』で議論
 企業等の需要に対応した人材育成も要請

わが国経済を牽引する上で必要となるイノベーションを創出する上で、高度な知識を持った人材育成が不可欠となるが、わが国では修士・博士学位取得者の数は、先進諸国の半分以下となっている。Society5.0を支える『知のプロフェッショナル』育成の観点からも大学院教育の充実が喫緊の課題である一方、未充足の専攻が多く存在するなど問題も多い。文部科学省では、大学院教育の強化充実に向けて多方面から検討を進めているが、このほど開催された中央教育審議会大学分科会大学院部会では、「量的規模」を主眼に置いた議論を展開。学部・研究科等の組織の枠を超えた学位プログラム制度の積極的な活用を促すとともに、学生の進路に対して一定の責任を負う観点からも、企業等の需要に対応した人材育成に努めることを求めている。

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