2018年7月24日 本人は9年連続減 減少数は最大 総務省 外国人は17万人増、長崎以外の全てで増加

総務省は11日、今年1月1日時点の住民基本台帳に基づいて行った人口動態調査の結果を公表した。それによると、国内の日本人は1億2520万9603人で、前年から37万4055人(0.30%)減っていた。減少は9年連続で、減少幅は過去最大となっている。

日本人の人口を年齢別にみると、14歳以下の年少人口は1573万5692人で、全体に占める割合は12.57%。社会の働き手とされる15歳から64歳の生産年齢人口は7484万3915人(59.77%)で、初めて全体の6割を割り込んだ。前者は1994年から、後者は1996年から毎年減少。65歳以上の老年人口は3462万9983人(27.66%)と、4年連続で年少人口の2倍以上になっている。

出生数が死亡数を上回るのは11年連続。減少数は39万2378人で、調査が始まった1979年以来で最大だ。三大都市圏の東京圏、名古屋圏、関西圏の人口は6453万4346人と、12年連続で全国の半数以上を占めた。前年から増加したのは東京圏(0.23%増)だけで、名古屋圏と関西圏は人口が減っている。

 

■ 外国人は増加

一方、日本に住む外国人は249万7656人で、前年から17万4228人(7.50%)増加。住民登録している人数は、長崎県を除く46都道府県で増えていた。政府は国内の将来的な労働力不足を補うため、外国人の就労拡大に向けた新しい在留資格を設ける考え。11日に行われた菅義偉官房長官の会見では、来年4月から運用を目指す方針も表明されており、増加は今後も続いていく見通しだ。

 

住民基本台帳人口の推移(上:日本人 下:外国人)


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