幸和製作所とバンダイが組んだ。28日、「鉄人28号」などのアニメとコラボレーションした杖を発表。7月13日から全国の量販店などで売り出す計画を明らかにした。お気に入りの杖があれば外出する意欲も増すはず…。高齢者などの心身の健康につながっていけばとしている。
今回使われたのは、横山光輝原作の「鉄人28号」、永井豪原作の「マジンガーZ」、永井豪・石川賢原作の「ゲッターロボ」。どれも昭和を代表するロボットアニメだ。例えば「鉄人28号」は巨大ロボ作品の元祖。「マジンガーZ」は主人公が乗り込んで操縦するジャンルをリードしたと言われている。
幸和製作所の福祉用具ブランド「TacaoF(テイコブ)」がベース。各ロボットのボディーカラーをあしらった配色だ。本体はアルミニウム合金製。重量は305gに抑えた。長さは69.5cmから92.5cmまで10段階で調節できる。収納時は60.5cmのコンパクトサイズになるという。価格はそれぞれ9800円(税抜き)。天然木の持ち手に装着可能なストラップと交換用の杖先ゴムが付属する。
幸和製作所は「杖を持つことに抵抗を感じている人にも、昔憧れたロボットと一緒に“歩く楽しさ”を感じてもらいたい」とPR。バンダイは「キャラクターを連想させることはもちろん、普段使いができておしゃれに歩くことを楽しんでもらえるデザインを目指した」と説明した。特設サイトでは以下のように紹介されている。
「スーパーヒーローはみんなの声でどこにでも現れる! よりよい歩行を目指す人たちの為に杖になって登場!」