福島第一原発事故に伴う廃棄物等の処理状況
除染効果を統一的に確認できる手法の検討が必要
会計検査院は26日、国会に対し、「福島第一原子力発電所事故に伴い放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の処理状況等に関する会計検査の結果について」と「政府情報システムに関する会計検査の結果について」を報告した。それによると、福島第一原子力発電所事故に伴い放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の処理状況等に関する会計検査の結果では、除染の取組等の状況について、環境省の除染の効果に係る評価結果は、事前測定から事後測定までの測定間隔が短い箇所と長い箇所のデータが混在していたり、また、当該測定間隔が比較的長くなっていたりしていて、自然減衰やウエザリングに起因する線量低減効果が相当程度影響していると思料されたことなどが明らかになった。このため、現在実施している特定復興再生拠点区域の除染の工事において自然減衰やウエザリングに起因する線量低減効果の影響をできるだけ排除して除染の効果を統一的に確認できるよう、測定間隔を可能な限り一定にして速やかに測定を実施するなどの手法を検討すること等を求めている。
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