渇水準備引当金の取扱い等で課題あり
小水力発電施設の売電収入で処置要求等
会計検査院は3日、農林水産省に=写真=対し、農業農村整備事業等により整備した小水力発電施設の売電収入に係る国庫納付制度の運用について処置要求と意見表示を行った。それによると、7土地改良区の国庫納付額算定となる発電施設運営経費の妥当性が確認できないことや、渇水準備引当金の取扱いについて公営電気事業に準ずるなどした見直しが行われていないことなどが、検査院による検査で明らかになった。このため、農水省に対し、農業農村整備事業等により整備した小水力発電施設の売電収入に係る国庫納付制度について、土地改良区に対して国庫納付対象額の算定を手引に従った会計処理により適切に行うよう指導するなどするよう是正改善の処置を求めたほか、渇水準備引当金を発電施設運営経費から除外するよう改善の処置を求めるとともに、建設改良積立金を更新等事業費に充当する場合の取扱い、発電施設運営経費とする範囲等を見直すなどするよう意見表示した。
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