余剰資金の返還等で計1514億円
財務上の是正改善効果(平成29年試算)
会計検査院=写真=は29日、国等の検査対象機関に不適切・不合理な会計経理等を指摘した結果、公益法人等が保有する基金に係る余剰資金の国庫への返還、独立行政法人等の不要財産の国庫納付、利用されていない資産の売却等により、この1年間で523件、1514億円の是正改善効果があったとする試算をまとめた。今回の試算では、公益法人等が保有する基金に係る余剰資金を国庫へ返還させたり、利用されていない資産の売却を行ったことによる是正改善効果が全体の大部分を占めている。財務上の是正改善効果が10億円以上のものは9件であり、効果額が最も大きい事項は、国庫補助金等により基金法人に設置造成された基金の状況についての随時報告で、国が28年度中に13基金法人(26基金)から計838億円を返納させている。
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